囲碁ソフト:「最強の囲碁～名人への道～」の強さの感想とアルファ碁

最近、グーグルの alpha碁が話題なので、試しに Crazy stone が入っている最強の囲碁を買った

最強の囲碁 ~名人への道~

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アンバランス (2015-01-30)
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 手始めにコンピュータ5段と対戦してみたが、中押し勝ち。続いて、コンピュータ6段と対戦、これも200手もたず中押しがち。

自分の実力は、アマ4段程度（１０年ぐらい対局していない）なので期待はずれかと思ったが、置石を2目おかせると、10～20目程度負ける。３局対戦したがどれも帳尻を合わせたかのように10～20目程度負ける。

 

ということで、体感的にはコンピュータ6段は互先だとアマ初段ぐらいの強さに感じる。しかし、マルコフモンテカルロ法を使用しており、置石を置いた場合のように勝ち局面が多くなる場合、指数関数的に強くなりそうな気がする。

コンピュータが4子置いたときにプロが負けたと宣伝しているが、互先だと圧倒的大差で負けそうだ。この置石が増えると指数関数的に強くなるおかげで6段ぐらいの力だといわれている気がする。しかし、モンスターマシンで対戦させたら互先でも6段ぐらいの実力があるのかもしれない。

アルファ碁は他のソフトに500戦499勝ということだが、この1敗は互先ではなく、もしかしたら、置石ありの場合では？と思う。それで、この戦績なら Crazy stone は相手にならない。

 

とはいえ、正直、今度のアルファ碁対イ・セドルでプロ側が負けるとは思えない。たぶん、プロが圧勝すると思う。今のモンテカルロ法？を用いた方法では、人間の戦略に基づく着手を理解できない。囲碁では今打った数手が100手後に威力を発揮するような場合も珍しくもない。この数手はその人間の持つ戦略から見たら当然の手だけど、コンピュータが理解するには100手後の展開まで探索しないといけない。この視点の違いが中盤あたりから効いてくるだろう。

 

コンピュータ囲碁のことはあまり知らないけど、ネット上ではアルファ碁がプロに勝ったことを大げさに捉えている感じがする。たぶん、負けたプロでも、あと、数十局対戦したら勝てるようになると思う。将棋のことがあるから囲碁もそうなるんじゃ、と思いそうだけど、自分はそうは思えないなぁ